LLM Anthropic AI

タスクによって最適なモデルは異なります。FlowHuntは、複数のサブスクリプションに登録することなく、最高のAIを活用できるよう取り組んでいます。ひとつのダッシュボードで、数十種類のテキスト生成モデルや画像生成モデルを利用可能です。LLMタイプのコンポーネントは、プロバイダーごとにモデルがグループ化されており、AIモデルを簡単に切り替えてテキスト生成やAI、コンテンツ制作、自動化など多様な用途に活用できます。

LLM Anthropic AIコンポーネントとは？

LLM Anthropic AIコンポーネントは、Claudeファミリーのモデルをフローに接続します。実際の生成処理はGeneratorsやAgentsで行われますが、LLMコンポーネントでは利用するモデルを制御できます。すべてのコンポーネントはデフォルトでChatGPT-4を搭載しています。モデルを変更したい場合や、細かくコントロールしたい場合はこのコンポーネントを接続してください。

LLMコンポーネントの接続は任意であることにご注意ください。LLMを利用するすべてのコンポーネントにはデフォルトでChatGPT-4oが搭載されています。LLMコンポーネントを使うことで、モデルの切り替えや設定の調整が可能です。

LLM Anthropic AIコンポーネントの設定

最大トークン数

トークンとは、モデルが処理・生成するテキストの最小単位です。モデルによってトークンの取り扱いは異なり、1トークンは単語やサブワード、1文字の場合もあります。多くの場合、料金はトークン百万単位で設定されています。

最大トークン数は、1回のやり取りやリクエストで処理できるトークンの合計数を制限します。これにより、応答が適切な範囲で生成されるようになります。デフォルトの上限は4,000トークンで、ドキュメントや複数の情報源の要約・回答生成に最適なサイズです。

温度（Temperature）

温度は応答の多様性を制御する値で、0から1の範囲で設定します。

• 0.1の温度は、非常に端的ですが繰り返しが多くなったり内容が乏しくなる傾向があります。
• 1の高い温度は、最大限に創造的な応答を生み出しますが、無関係な内容や幻覚的な回答が出るリスクもあります。

たとえばカスタマーサポート用のチャットボットでは、0.2〜0.5の温度がおすすめです。この範囲なら、スクリプトどおりでありながら自然な応答のバリエーションも保てます。

モデル

ここではモデルを選択できます。Anthropicが提供するすべての対応モデルが表示されます。現在、Claudeファミリーの最新モデルすべてに対応しています：

• Claude 3.5 Sonnet — Claudeのミドルレンジ最新バージョン。速度と品質を両立しており、ほとんどのタスクに最適です。詳細はこちら。
• Claude 3 Sonnet — 人気のミドルレンジモデルの旧バージョン。比較記事もご覧ください。
• Claude 3 Haiku — 軽量かつ高速なモデルで、大量の単純なタスクに最適。最も非力ですが、複雑なタスクでも十分な働きを見せます。詳細なテストはこちら。
• Claude 2 — 高いパフォーマンスを持つレガシーモデル。その思考プロセスの詳細はこちら。

LLM Anthropic AIをフローに追加する方法

すべてのLLMコンポーネントには出力ハンドルのみがあるのが特徴です。入力はこのコンポーネントを通過せず、あくまでモデルを表現しているだけで、実際の生成はAIエージェントやジェネレーターで行われます。

LLMハンドルは常に紫色です。LLM入力ハンドルは、テキスト生成やデータ処理にAIを使うすべてのコンポーネントで確認できます。ハンドルをクリックするとオプションが表示されます：

この仕組みにより、さまざまなツールを作成できます。実際の利用例を見てみましょう。以下は、AnthropicのClaude 3.5 Sonnetを使って応答を生成するシンプルなAIエージェント・チャットボットのフローです。基本的なAnthropicチャットボットとして捉えることができます。

このシンプルなチャットボットフローには以下が含まれます：

• チャット入力: ユーザーが送信したメッセージを表します。
• チャット履歴: チャットボットが過去の応答を記憶・参照できるようにします。
• チャット出力: チャットボットの最終的な応答を表します。
• AIエージェント: 応答を生成する自律型AIエージェント。
• LLM Anthropic AI: Anthropicのテキスト生成モデルへの接続。