Gravitino MCPサーバー統合

Gravitino MCPサーバー統合

FlowHuntをApache Gravitinoに接続し、リアルタイムのメタデータ発見と管理を実現—AIアシスタントや自動化に強力なデータプラットフォームの知見を提供します。

「Gravitino」MCPサーバーとは?

Gravitino MCPサーバーは、AIアシスタントとApache Gravitino(インキュベーティング)サービス間のシームレスな連携を実現するModel Context Protocol(MCP)サーバーです。GravitinoのAPIを公開することで、外部AIツールやワークフローがカタログ、スキーマ、テーブル等のメタデータコンポーネントと連携できます。Gravitino MCPサーバーは強力なブリッジとして機能し、開発者やAIエージェントがメタデータ操作や構造情報の取得、ユーザーロール管理などを効率的に行うことを可能にします。標準化されたインターフェースを提供することで、AI駆動開発環境や自動化フローへのデータプラットフォーム管理タスクの統合を容易にします。

プロンプト一覧

提供ドキュメントにはプロンプトテンプレートの明記はありません。

リソース一覧

ドキュメントには明示的なリソース一覧はありません。

ツール一覧

  • get_list_of_catalogs: Gravitinoインスタンスからカタログのリストを取得します。
  • get_list_of_schemas: カタログ全体のスキーマ一覧を取得します。
  • get_list_of_tables: スキーマ内の利用可能なテーブルをページネーション付きで取得します。

このMCPサーバーのユースケース

  • メタデータ探索: 開発者やAIエージェントがApache Gravitino内のカタログ、スキーマ、テーブルを効率的にリスト化・探索し、データガバナンスやドキュメントワークフローをサポートします。
  • 外部データプラットフォームとの自動連携: 外部システムやAIワークフローとGravitinoをリアルタイムで接続し、メタデータクエリを自動化、APIコールの手間を削減します。
  • ロールベースアクセス管理: ユーザー・ロール管理ツール(機能一覧参照)を使い、アクセス制御のワークフローを統合できます。
  • AI支援のデータ探索: AIアシスタントによる利用可能なデータ構造の提示や、インテリジェントなコード補完やデータ分析パイプラインを支援します。
  • ワークフロー自動化: スキーマ変更の同期やテーブル構造の監査など、メタデータ操作を自動化パイプラインへ統合できます。

セットアップ方法

Windsurf

  1. 前提条件: Node.jsとuvツールがインストールされていることを確認します。
  2. 設定ファイルを開く: Windsurfの設定ファイルを開きます。
  3. Gravitino MCPサーバーを追加: 下記のJSONスニペットをmcpServersセクションに挿入します。
    {
      "mcpServers": {
        "Gravitino": {
          "command": "uv",
          "args": [
            "--directory",
            "/path/to/mcp-server-gravitino",
            "run",
            "--with",
            "fastmcp",
            "--with",
            "httpx",
            "--with",
            "mcp-server-gravitino",
            "python",
            "-m",
            "mcp_server_gravitino.server"
          ],
          "env": {
            "GRAVITINO_URI": "http://localhost:8090",
            "GRAVITINO_USERNAME": "admin",
            "GRAVITINO_PASSWORD": "admin",
            "GRAVITINO_METALAKE": "metalake_demo"
          }
        }
      }
    }
    
  4. 環境変数を編集: GRAVITINO_URI, GRAVITINO_USERNAME, GRAVITINO_PASSWORD, GRAVITINO_METALAKE を実際の値に置き換えます。
  5. 保存・再起動: 設定を保存し、Windsurfを再起動します。
  6. 動作確認: サーバーが起動し、設定したエンドポイントでアクセスできることを確認します。

注意: APIキーや機密情報は、上記のようにenvセクションの環境変数を利用して安全に管理してください。

Claude

  1. Node.jsとuvがインストールされていることを確認します。
  2. Claudeの設定ファイルを編集します。
  3. mcpServersセクションにGravitino MCPサーバーの設定(上記参照)を追加します。
  4. デプロイ用の環境変数を更新します。
  5. 保存してClaudeを再起動し、サーバーへの接続を確認します。

Cursor

  1. 前提:Node.jsとuvがインストール済みであること。
  2. Cursorの設定を開きます。
  3. Gravitino MCPサーバーのJSONスニペット(上記参照)を挿入します。
  4. 正しい環境変数を入力します。
  5. 保存後にCursorを再起動し、接続確認を行います。

Cline

  1. Node.jsとuvをインストールします。
  2. Clineの設定ファイルを開きます。
  3. 指定のJSON構造でGravitino MCPサーバーを追加します。
  4. envセクションで機密情報が安全に格納されていることを確認します。
  5. 保存しClineを再起動、MCPサーバーへの接続を確認します。

APIキーの安全な管理:
トークンやユーザー名、パスワードなどの機密認証情報はenvオブジェクトの環境変数で管理してください。
例:

"env": {
  "GRAVITINO_URI": "http://localhost:8090",
  "GRAVITINO_USERNAME": "admin",
  "GRAVITINO_PASSWORD": "admin"
}

Flow内でこのMCPを利用する方法

FlowHuntでMCPを利用する

FlowHuntワークフローへMCPサーバーを組み込むには、まずMCPコンポーネントをフローに追加し、AIエージェントと接続します。

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックし、設定パネルを開きます。システムMCP設定セクションで、下記のJSON形式でMCPサーバー情報を入力します。

{
  "Gravitino": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPの全機能・ツールにアクセスできるようになります。なお、「Gravitino」は実際のMCPサーバー名に、URLはあなたのMCPサーバーURLに置き換えてください。


概要

項目対応状況詳細・備考
概要
プロンプト一覧ドキュメントにプロンプトテンプレートなし
リソース一覧記載なし
ツール一覧get_list_of_catalogs, get_list_of_schemas, get_list_of_tables
APIキーの安全な管理設定ファイル内の環境変数
サンプリング対応(評価上は重要度低)記載なし
ルーツ対応記載なし

上記の通り、Gravitino MCPサーバーは最小限ながら実用的な統合であり、明確なセットアップ手順とツール公開はされていますが、プロンプトテンプレートやリソース定義、rootやサンプリング等の高度なMCP機能はありません。

総評

Gravitino MCPサーバーはセットアップが容易で有用なメタデータツールを公開しますが、ドキュメントやサーバー機能はプロンプトやリソース、高度なエージェント機能などMCP的な面で限定的です。基本的なメタデータ連携用途には十分ですが、さらなるMCP統合推進が望まれます。MCPスコア: 5/10

MCPスコア

ライセンスあり✅ (Apache-2.0)
ツールが1つ以上
フォーク数5
スター数17

よくある質問

Gravitino MCPサーバーの目的は何ですか?

AIアシスタントやワークフローがApache Gravitinoへ直接接続し、標準API経由でメタデータ探索、カタログ・スキーマ管理、データガバナンス操作を可能にします。

どのようなメタデータ操作がサポートされていますか?

Gravitinoデプロイメント内のカタログ、スキーマ、テーブルのリスト取得が可能です。ロール管理やユーザーアクセスワークフローもAPI経由でサポートされています。

Gravitinoの認証情報はどのように安全に管理できますか?

`env`セクションの環境変数を使い、URIやユーザー名、パスワードなどの機密情報を安全に保存してください。

このMCPサーバーの代表的なユースケースは?

メタデータ探索、AIワークフローへのデータプラットフォーム管理統合、カタログやスキーマ同期の自動化、利用可能なデータ構造のAIエージェントへの提示などが挙げられます。

Gravitino MCPサーバーはプロンプトテンプレートやリソース定義をサポートしていますか?

いいえ、現バージョンではプロンプトテンプレートや明示的なリソース定義はありません。メタデータ操作のツール公開に特化しています。

この統合のMCPスコア・ライセンスは?

Gravitino MCPサーバーのMCPスコアは5/10、ライセンスはApache-2.0です。

Gravitino MCPサーバーをFlowHuntと統合

わずかな設定でApache Gravitinoインスタンスと接続し、FlowHunt内で強力なメタデータ管理と自動化を実現しましょう。

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