InfluxDB MCPサーバー

InfluxDB MCPサーバー

FlowHuntのフローをInfluxDBに接続し、リアルタイムの時系列分析、自動データ取り込み、データベース管理を実現——AIを活用した賢い自動インサイトが得られます。

「InfluxDB」MCPサーバーとは?

InfluxDB MCPサーバーは、InfluxDB OSS API v2を用いてInfluxDBインスタンスへのシームレスなアクセスを提供するModel Context Protocol(MCP)サーバーです。AIアシスタントとInfluxDBに保存された時系列データをつなぐ仲介ツールとして機能し、開発者やAIシステムのワークフローを強化します。標準化されたインターフェースを通じて、組織・バケット・計測値などのリソースや、クエリ・データ書き込みなどのツールを公開。データベースのクエリ実行、バケット管理、時系列分析のアプリケーション組み込みなど、多様なタスクがAIクライアントから実行可能です。この強力な統合により、開発者はデータ処理の自動化、開発プロセスの効率化、リアルタイムおよび過去データを活用したアプリの知能化を実現できます。

プロンプト一覧

  • flux-query-examples: 代表的なFluxクエリのテンプレート例を提供し、InfluxDBクエリの記述・実行を簡単にします。
  • line-protocol-guide: InfluxDBのラインプロトコル形式によるデータ書き込みをガイドとテンプレートでサポート。

リソース一覧

  • 組織リスト(influxdb://orgs: InfluxDBインスタンス内のすべての組織を表示。
  • バケットリスト(influxdb://buckets: すべてのバケットとそのメタデータを表示。
  • バケット計測値(influxdb://bucket/{bucketName}/measurements: 指定バケット内の全計測値を一覧表示。
  • データクエリ(influxdb://query/{orgName}/{fluxQuery}: Fluxクエリを実行し、結果をリソースとして返却。

ツール一覧

  • write-data: InfluxDBのラインプロトコル形式で時系列データを書き込む。パラメータはorg, bucket, data, 任意でprecision。
  • query-data: InfluxDBインスタンスに対してFluxクエリを実行。orgとqueryパラメータ必須。
  • create-bucket: データベース内に新規バケットを作成。パラメータはname, orgID, 任意で保持期間。
  • create-org: InfluxDBに新規組織を作成。パラメータはname, 任意でdescription。

このMCPサーバーのユースケース

  • 時系列データのクエリ: InfluxDBのデータに対して高度なFluxクエリを簡単に実行し、開発者やAIエージェントが時系列データの取得・分析・可視化を可能にします。
  • 自動データ取り込み: ラインプロトコルを用いたデータポイントの自動書き込みで、IoTやテレメトリーパイプラインを効率化。
  • データベース管理: 新規組織やバケットをプログラムから作成でき、大規模またはマルチテナントなInfluxDB環境の管理を簡素化。
  • 計測値の探索: バケット内の利用可能な計測値を動的に一覧化し、スキーマが変化するアプリの適応を支援。
  • AI支援の分析: AIアシスタントがInfluxDBデータの可視化・文脈化・操作を行い、より広範な分析や監視ワークフローに統合。

セットアップ方法

Windsurf

  1. お使いのマシンにNode.jsがインストールされていることを確認してください。

  2. Windsurfの設定ファイル(例: windsurf.jsonなど)を開きます。

  3. mcpServersオブジェクトにInfluxDB MCPサーバーを追加します:

    {
      "mcpServers": {
        "influxdb-mcp": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "@idoru/influxdb-mcp-server@latest",
            "serve"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. ファイルを保存し、Windsurfを再起動します。

  5. MCPサーバー一覧にInfluxDB MCPサーバーが表示されていることを確認してください。

APIキーのセキュリティ
機密値は環境変数として設定しましょう。例:

{
  "mcpServers": {
    "influxdb-mcp": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "@idoru/influxdb-mcp-server@latest",
        "serve"
      ],
      "env": {
        "INFLUXDB_TOKEN": "${INFLUXDB_TOKEN_ENV}"
      }
    }
  }
}

Claude

  1. Node.jsが未インストールの場合はインストールします。

  2. Claudeの設定ファイルを探します。

  3. mcpServersにInfluxDB MCPサーバーを追加:

    {
      "mcpServers": {
        "influxdb-mcp": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "@idoru/influxdb-mcp-server@latest",
            "serve"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存してClaudeを再起動。

  5. Claudeのインターフェースでセットアップを確認。

APIキーのセキュリティ
(Windsurfの例を参照)

Cursor

  1. Node.jsがインストールされていることを確認。

  2. Cursorの設定または設定ファイルを開く。

  3. 以下でInfluxDB MCPサーバーを追加:

    {
      "mcpServers": {
        "influxdb-mcp": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "@idoru/influxdb-mcp-server@latest",
            "serve"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存し、Cursorを再起動。

  5. MCPサーバーの接続状況を確認。

APIキーのセキュリティ
(Windsurfの例を参照)

Cline

  1. Node.jsがインストールされていることを確認。

  2. Clineの設定ファイルを編集。

  3. mcpServersに以下を挿入:

    {
      "mcpServers": {
        "influxdb-mcp": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "@idoru/influxdb-mcp-server@latest",
            "serve"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存してClineを再起動。

  5. Cline上でサーバーが稼働していることを検証。

APIキーのセキュリティ
(Windsurfの例を参照)

フロー内でのMCP利用方法

FlowHuntでMCPを利用するには

FlowHuntのワークフローにMCPサーバーを統合するには、まずMCPコンポーネントをフローに追加し、AIエージェントに接続します。

FlowHunt MCPフロー

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開きます。システムMCP設定欄に、以下のJSON形式でMCPサーバー情報を挿入してください:

{
  "influxdb-mcp": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用でき、すべての機能にアクセス可能になります。influxdb-mcpは実際のMCPサーバー名に、URL部分はご自身のMCPサーバーURLに置き換えてください。


概要

セクション対応状況詳細・備考
概要README.mdで提供
プロンプト一覧flux-query-examples, line-protocol-guide
リソース一覧orgs, buckets, bucket measurements, Fluxクエリ
ツール一覧write-data, query-data, create-bucket, create-org
APIキーのセキュリティ設定欄に環境変数例あり
サンプリング対応(評価では重要度低)ドキュメント記載なし

roots対応: ⛔ ドキュメント記載なし


上記内容より、このMCPサーバーはInfluxDB統合の主要機能について十分なドキュメントが用意されています。リソースやツールの公開、プロンプトテンプレート、セットアップガイドも明確です。ただし、rootsやsamplingなど高度なMCP機能の記載はなく、一部ワークフローでの拡張性に制限があります。

総評

InfluxDBの時系列データや自動化タスクに対して非常に実用的かつ堅牢なMCPサーバーです。開発者向けの実用性は高評価ですが、MCPの上級機能に関する説明は不足しています。

MCPスコア

LICENSE取得済み✅(MIT)
ツールが1つ以上ある
フォーク数6
スター数13

よくある質問

InfluxDB MCPサーバーは何をしますか?

FlowHunt(または他のAIアシスタント)とInfluxDBデータベースをつなぎ、標準化されたMCPインターフェースを通じて時系列データのクエリ・書き込み・管理が可能になります。これにより分析・自動化・ワークフローの強化が実現します。

どのようなリソースやツールが利用可能ですか?

組織、バケット、バケット内の計測値などを公開し、Fluxクエリも直接サポート。データ書き込み(ラインプロトコル)、データクエリ、バケットや組織の作成が可能です。

データの自動取り込みやクエリはどう行えますか?

「write-data」ツールを使えばラインプロトコルで自動取り込み、「query-data」ツールで高度なFluxクエリが実行できます——いずれもFlowHuntフロー内で利用可能です。

InfluxDBへの接続は安全ですか?

はい。APIトークンやシークレットは環境変数として保存し、設定ファイルに直書きしないことで安全性を確保できます。

主な利用ケースは何ですか?

AIによる時系列分析、自動IoTテレメトリーパイプライン、組織やバケットのデータベース管理、動的なデータ探索——すべてFlowHunt内で実現できます。

rootsやsamplingなど高度なMCP機能は対応していますか?

このサーバーではrootsやsamplingは現時点でドキュメント化されていませんが、InfluxDB統合の主要機能は十分にサポートされています。

FlowHuntとInfluxDBを統合

InfluxDB MCPサーバーをFlowHuntで利用し、時系列データのワークフロー自動化とAIエージェントによる直接アクセスを実現しましょう。

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