Loki MCPサーバー

Loki MCPサーバー

Loki MCPサーバーでGrafana LokiのログクエリをAIワークフローに統合し、リアルタイムなインサイト、モニタリング、運用自動化を実現。

「Loki」MCPサーバーは何をするのか?

Loki MCPサーバーは、ログ集約システムであるGrafana Lokiと連携するために設計された、Model Context Protocol(MCP)のGo実装です。AIアシスタントと外部ログデータソースの橋渡しを行い、AIがLoki内に保存されたログストリームをクエリ・操作できるようにします。Lokiのクエリ機能をMCPプロトコルで公開することで、開発者やAIクライアントは、検索・フィルタリング・分析などのワークフローを標準化されたLLMベースのインターフェースから強化できます。これにより、リアルタイムなログ調査、トラブルシューティング、ダッシュボード作成などを実現し、運用データへのシームレスなアクセスでオブザーバビリティや自動化を向上させます。

プロンプト一覧

リポジトリにはプロンプトテンプレートの記載がありません。

リソース一覧

リポジトリには明示的なMCPリソースの記載がありません。

ツール一覧

  • loki_query
    Grafana Lokiのログデータをクエリできます。
    • 必須パラメータ:
      • query: LogQLクエリ文字列
    • オプションパラメータ:
      • url: LokiサーバーのURL(LOKI_URL環境変数またはhttp://localhost:3100がデフォルト)
      • start: クエリの開始時刻(デフォルト: 1時間前)
      • end: クエリの終了時刻(デフォルト: 現在)
      • limit: 返すエントリーの最大数(デフォルト: 100)

このMCPサーバーのユースケース

  • ログデータ探索
    開発者やAIエージェントがGrafana Lokiのログデータをプログラムでクエリ・分析し、トラブルシューティングやインシデント対応を支援します。
  • 自動ログモニタリング
    AIアシスタントがログの異常やエラーパターン、特定イベントをスキャンするLLMベースのモニタリングワークフローを実現します。
  • 運用ダッシュボード
    可視化やレポートツールに必要なログデータを取得し、動的なダッシュボード作成を支援します。
  • 根本原因分析
    AIが大量のログを検索し、柔軟なLogQLクエリで問題の発生源を特定できます。

セットアップ方法

Windsurf

  1. Go 1.16以上をインストールします。

  2. サーバーをビルド:
    go build -o loki-mcp-server ./cmd/server

  3. Windsurfの設定を編集してMCPサーバーを追加します。

  4. 以下のようなJSONスニペットでLoki MCPサーバーを追加(必要に応じて修正):

    {
      "mcpServers": {
        "loki-mcp": {
          "command": "./loki-mcp-server",
          "args": []
        }
      }
    }
    
  5. 設定を保存し、Windsurfを再起動します。

  6. サーバーが稼働してアクセス可能か確認します。

APIキーのセキュリティ(環境変数の例):

{
  "mcpServers": {
    "loki-mcp": {
      "command": "./loki-mcp-server",
      "env": {
        "LOKI_URL": "https://your-loki-server.example"
      }
    }
  }
}

Claude

  1. Go 1.16以上をインストールします。

  2. サーバーを上記の方法でビルドします。

  3. ClaudeのMCP設定ファイルを開きます。

  4. Loki MCPサーバーを追加:

    {
      "mcpServers": {
        "loki-mcp": {
          "command": "./loki-mcp-server",
          "args": []
        }
      }
    }
    
  5. 保存してClaudeを再起動します。

  6. セットアップが正常か確認します。

APIキーのセキュリティ:

{
  "mcpServers": {
    "loki-mcp": {
      "command": "./loki-mcp-server",
      "env": {
        "LOKI_URL": "https://your-loki-server.example"
      }
    }
  }
}

Cursor

  1. Go 1.16以上がインストールされていることを確認します。

  2. Loki MCPサーバーをビルドします。

  3. Cursorの設定を編集します。

  4. Loki MCPサーバーの項目を追加:

    {
      "mcpServers": {
        "loki-mcp": {
          "command": "./loki-mcp-server",
          "args": []
        }
      }
    }
    
  5. 保存してCursorを再起動します。

  6. 連携が機能しているか確認します。

環境変数の利用例:

{
  "mcpServers": {
    "loki-mcp": {
      "command": "./loki-mcp-server",
      "env": {
        "LOKI_URL": "https://your-loki-server.example"
      }
    }
  }
}

Cline

  1. Go >=1.16をインストールします。

  2. 以下でビルド:
    go build -o loki-mcp-server ./cmd/server

  3. ClineのMCPサーバー設定を探します。

  4. Loki MCPサーバーを追加:

    {
      "mcpServers": {
        "loki-mcp": {
          "command": "./loki-mcp-server",
          "args": []
        }
      }
    }
    
  5. 保存してClineを再起動します。

  6. セットアップをテストします。

envによるAPIキーのセキュリティ:

{
  "mcpServers": {
    "loki-mcp": {
      "command": "./loki-mcp-server",
      "env": {
        "LOKI_URL": "https://your-loki-server.example"
      }
    }
  }
}

FlowHuntフロー内でのMCP利用方法

FlowHuntでのMCP利用

FlowHuntワークフローにMCPサーバーを統合するには、まずMCPコンポーネントをフローに追加し、それをAIエージェントに接続します:

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開きます。システムMCP設定セクションで、以下のJSON形式でMCPサーバーの詳細を入力します:

{
  "loki-mcp": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用でき、すべての機能や能力にアクセスできます。"loki-mcp"を実際のMCPサーバー名に、urlも自分のMCPサーバーURLに必ず変更してください。


概要

セクション有無詳細・備考
概要README.mdにサマリーあり
プロンプト一覧プロンプトテンプレートの記載なし
リソース一覧明示的なMCPリソースの記載なし
ツール一覧loki_queryツールがREADME.mdで説明されている
APIキーのセキュリティLOKI_URL環境変数を利用
サンプリング対応(評価には重要でない)サンプリング対応の記載なし

上記の表から、Loki MCPサーバーは概要とログクエリ用の実用的なツールを備えていますが、プロンプトやリソース、高度なMCP機能(サンプリングやrootsなど)の記載はありません。ドキュメントは最小限で、セットアップは開発者向けです。

総評

Loki MCPサーバーは、LLMとGrafana Lokiのログクエリ連携に特化しており、シンプルかつ実用的ですが、MCP機能やドキュメントの充実度は低いです。評価としては4/10で、主要な目的では機能しますが、機能完備・洗練・ドキュメント充実のMCPサーバーとは言えません。

MCPスコア

ライセンスあり
ツールが1つ以上ある
フォーク数1
スター数5

よくある質問

Loki MCPサーバーとは何ですか?

Loki MCPサーバーは、AIアシスタントとGrafana Lokiを接続するGoベースのサービスで、Model Context Protocol(MCP)を通じてログデータのクエリや分析を可能にします。これにより、AIワークフロー内で高度なログモニタリング、トラブルシューティング、ダッシュボード自動化が実現できます。

Loki MCPサーバーが提供するツールは何ですか?

`loki_query`ツールを提供しており、ユーザーはLogQLを使ってGrafana Loki内のログをクエリできます。クエリ文字列や時間範囲、結果の上限などのパラメータがサポートされています。

Loki MCPの主なユースケースは何ですか?

主なユースケースは、ログデータ探索、自動ログモニタリング、AI主導の運用ダッシュボード、根本原因分析などです。これらをAIワークフローから直接実行できます。

Loki MCPサーバーの設定を安全にするには?

LokiサーバーのURLなどの機密情報は、環境変数で設定してください。例: MCPサーバー設定で`LOKI_URL=https://your-loki-server.example`のように指定します。

Loki MCPサーバーはプロンプトテンプレートや高度なMCP機能をサポートしていますか?

いいえ、現在プロンプトテンプレートやサンプリング、高度なMCP機能はサポートしていません。機能はログのクエリと分析に特化した1つのツールに限定されています。

FlowHuntでLoki MCPサーバーを使用する推奨方法は?

FlowHuntのフローにMCPコンポーネントを追加し、JSON形式でLoki MCPの接続情報を入力してAIエージェントに接続してください。これにより、AIワークフローから直接ログのクエリや分析が可能になります。

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