Kong Konnect MCPサーバー

Kong Konnect MCPサーバー

Kong Konnect MCPサーバーを使って、AIワークフローをKong KonnectのAPIゲートウェイに接続し、リアルタイム分析・構成監査・コントロールプレーン管理を実現しましょう。

「Kong Konnect」MCPサーバーとは?

Kong Konnect MCPサーバーは、Model Context Protocol(MCP)サーバーであり、ClaudeのようなAIアシスタントがKong KonnectのAPIゲートウェイと直接連携できるようにします。このサーバーはブリッジの役割を果たし、AI駆動ツールがゲートウェイの構成やトラフィック、分析データを自然言語でクエリ・分析できるようにします。開発者はこのサーバーを利用して分析データの取得やAPIゲートウェイ構成の確認、コントロールプレーンの管理などを標準化されたMCPツール経由で行うことができます。Kong Konnect APIのような外部データソースをAIワークフローに統合することで、トラフィック監視・構成監査・APIサービス管理などの作業が効率化され、開発や運用の知能化・迅速化につながります。

プロンプト一覧

  • リポジトリファイルやREADMEには明示的なプロンプトテンプレートは記載されていません。

リソース一覧

  • リポジトリファイルやREADMEには明示的なMCPリソースは記載されていません。

分析ツール

  • APIリクエストのクエリ
    時間範囲・ステータスコード・HTTPメソッド・コンシューマIDなど、柔軟なフィルターでKong APIゲートウェイのリクエストをクエリ・分析できます。

  • コンシューマリクエスト取得
    特定のコンシューマIDと時間範囲でAPIリクエストを分析します。

構成ツール

  • (その他の構成ツールについてはREADMEやプロジェクトファイル中で言及のみで詳細はありません。)

コントロールプレーンツール

  • (コントロールプレーン管理関連ツールについてもREADMEやプロジェクトファイル中で言及のみで詳細はありません。)

このMCPサーバーのユースケース

  • API分析・レポート
    開発・運用チームは、ステータスコード・メソッド・コンシューマ・サービスなどでフィルタリングした詳細なAPIリクエスト分析を取得し、包括的なモニタリングが行えます。

  • 利用者行動分析
    個別のコンシューマのリクエストや行動を分析し、サポート・課金・セキュリティ監査業務に役立てます。

  • ゲートウェイ構成監査
    サービス・ルート・コンシューマ・プラグインを一覧・検査し、APIゲートウェイの構成を監査・検証できます。

  • コントロールプレーン管理
    コントロールプレーンやそのグループ管理・検査で、分散APIゲートウェイの運用管理を簡素化します。

  • AI駆動オペレーション
    AIアシスタントがAPIインフラのリアルタイムクエリ・診断を実施し、手作業の削減やインシデント対応の迅速化を実現します。

セットアップ方法

Windsurf

  1. 前提条件: Node.js 20+およびMCP対応クライアントがインストールされていることを確認します。
  2. クローン・インストール:
    git clone https://github.com/Kong/mcp-konnect.git
    cd mcp-konnect
    npm install
    npm run build
    
  3. 環境変数の設定:
    export KONNECT_ACCESS_TOKEN=your_api_key
    export KONNECT_REGION=us
    
  4. Windsurf設定ファイルへMCPサーバーを追加:
    例: windsurf.jsonを編集
    {
      "mcpServers": {
        "kong-konnect": {
          "command": "npx",
          "args": ["@kong/mcp-konnect@latest"],
          "env": {
            "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "${KONNECT_ACCESS_TOKEN}",
            "KONNECT_REGION": "us"
          }
        }
      }
    }
    
  5. Windsurfを再起動し、動作確認

Claude

  1. 前提条件: Node.js 20+、Claude Desktopまたは互換クライアント
  2. クローン・インストール・ビルド:(上記参照)
  3. 環境変数セット:(上記参照)
  4. Claudeの設定編集:
    {
      "mcpServers": {
        "kong-konnect": {
          "command": "npx",
          "args": ["@kong/mcp-konnect@latest"],
          "env": {
            "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "${KONNECT_ACCESS_TOKEN}",
            "KONNECT_REGION": "us"
          }
        }
      }
    }
    
  5. Claudeを再起動し、動作確認

Cursor

  1. 前提条件: Node.js 20+、MCP対応Cursor
  2. クローン・インストール・ビルド:(上記参照)
  3. 環境変数セット:(上記参照)
  4. Cursorで構成:
    {
      "mcpServers": {
        "kong-konnect": {
          "command": "npx",
          "args": ["@kong/mcp-konnect@latest"],
          "env": {
            "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "${KONNECT_ACCESS_TOKEN}",
            "KONNECT_REGION": "us"
          }
        }
      }
    }
    
  5. Cursorを再起動し、動作確認

Cline

  1. 前提条件: Node.js 20+、MCP対応Cline
  2. クローン・インストール・ビルド:(上記参照)
  3. 環境変数セット:(上記参照)
  4. Cline設定に追加:
    {
      "mcpServers": {
        "kong-konnect": {
          "command": "npx",
          "args": ["@kong/mcp-konnect@latest"],
          "env": {
            "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "${KONNECT_ACCESS_TOKEN}",
            "KONNECT_REGION": "us"
          }
        }
      }
    }
    
  5. 再起動し接続テスト

注意:
APIキーは必ず環境変数で安全に管理しましょう。例:

{
  "mcpServers": {
    "kong-konnect": {
      "command": "npx",
      "args": ["@kong/mcp-konnect@latest"],
      "env": {
        "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "${KONNECT_ACCESS_TOKEN}",
        "KONNECT_REGION": "us"
      },
      "inputs": {
        "KONNECT_ACCESS_TOKEN": "env:KONNECT_ACCESS_TOKEN"
      }
    }
  }
}

このMCPをフロー内で使う方法

FlowHuntでMCPを利用する場合

FlowHuntのワークフローにMCPサーバーを統合するには、まずフローにMCPコンポーネントを追加し、AIエージェントと接続します。

FlowHunt MCPフロー

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開き、システムMCP設定欄に以下のJSON形式でMCPサーバー情報を入力してください。

{
  "kong-konnect": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定後、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用し、全ての機能にアクセスできるようになります。“kong-konnect"は実際のMCPサーバー名に、URLはご自身のMCPサーバーURLに置き換えてください。


概要

セクション有無詳細・備考
概要READMEに記載
プロンプト一覧プロンプトテンプレートの記載なし
リソース一覧明示的なリソース記載なし
ツール一覧分析・構成ツールがREADMEに要約
APIキーのセキュリティ環境変数の利用が記載
サンプリングサポート(評価上は重要度低)記載なし

上記から、Kong Konnect MCPサーバーは開発途中ですが、既に分析・構成向けのツールは提供されています。ただしリソースやプロンプトのドキュメントはなく、rootsやサンプリングへの言及もありません。オープンソースで活発に開発されており、セットアップ手順も明確です。


当社の見解

Kong Konnect MCPサーバーは、API運用や分析向けのAIワークフローとよく統合できます。一方で、プロンプトやリソースのドキュメントがなく、rootsやサンプリングへの明示もないため、完成度としては制限があります。ただし、ドメイン用途には十分機能的で価値あるMCPです。

評価: 6/10


MCPスコア

ライセンスあり✅ (Apache-2.0)
ツールが1つ以上ある
フォーク数11
スター数30

よくある質問

Kong Konnect MCPサーバーは何をしますか?

Kong Konnect MCPサーバーはAIアシスタントがKong KonnectのAPIゲートウェイと直接やり取りできるようにし、自然言語クエリを使ったリアルタイム分析・構成監査・コントロールプレーン管理を可能にします。

このMCPサーバーの主なユースケースは?

主なユースケースは、API分析・レポート、利用者行動分析、ゲートウェイ構成監査、コントロールプレーン管理、AI駆動のDevOps運用などです。

APIキーを安全にMCPサーバーに渡すには?

Kong KonnectのAPIキーは環境変数(例:KONNECT_ACCESS_TOKEN)として設定ファイルに保存し、認証情報を安全に管理しましょう。

Kong Konnect MCPサーバーをFlowHuntに接続するには?

FlowHuntのフローにMCPコンポーネントを追加し、設定画面でサーバー情報をJSON形式で入力します。これによりAIエージェントが全機能にアクセスできます。

Kong Konnect MCPサーバーはオープンソースですか?

はい、オープンソースであり、Apache-2.0ライセンスです。

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MCPサーバー統合で、AIエージェントによるAPI分析・構成管理・リアルタイム診断をKong Konnect上で実現しましょう。

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