ssh-mcp-server:AIワークフローのためのセキュアなリモートSSH

ssh-mcp-server:AIワークフローのためのセキュアなリモートSSH

SSH MCP Server Security Automation

「ssh-mcp-server」MCPサーバーは何をする?

ssh-mcp-serverは、AIアシスタントやModel Context Protocol(MCP)をサポートするアプリケーションが、標準化されたインターフェース経由でリモートSSHコマンドを実行できるようにする仲介ツールです。セキュアな中継役として機能することで、AIアシスタントがSSH認証情報を直接触れることなく、安全にリモートサーバーの操作・コマンド実行・結果取得を行えます。サーバーはパスワード認証や秘密鍵認証(オプションでパスフレーズも)など、複数のセキュアなSSH接続方式をサポートしています。また、ブラックリスト・ホワイトリスト機能によるコマンド実行制御、ローカル⇔リモート間の双方向ファイル転送も可能です。ssh-mcp-serverは開発ワークフローへのシームレスな統合が可能で、メンテナンス・自動化・デプロイなどの用途で、開発者やAIエージェントに強力かつ制御されたリモートシステムアクセスを提供します。

プロンプト一覧

利用可能なドキュメントにはプロンプトテンプレートの記載はありません。

リソース一覧

利用可能なファイルやREADMEには明示的なリソースの記載はありません。

ツール一覧

  • execute-command
    コマンド実行ツール:リモートサーバーでSSHコマンドを実行し、結果を取得します。
  • upload
    ファイルアップロードツール:ローカルファイルをリモートサーバーの指定場所へアップロードします。
  • download
    ファイルダウンロードツール:リモートサーバーからローカルの指定場所にファイルをダウンロードします。

このMCPサーバーのユースケース

  • リモートサーバー管理
    開発者やAIエージェントが、サービス再起動・ログ確認・ソフトウェア更新等の管理・保守コマンドを安全に実行可能。
  • 自動デプロイ
    スクリプトやAIワークフローによるコード配置・セットアップスクリプトの実行・アプリ管理など、SSH経由の自動デプロイパイプラインを実現。
  • ファイル同期
    設定ファイルのアップロードやログ・成果物のダウンロードなど、双方向のファイル転送を簡単にサポート。
  • セキュリティ監査
    ホワイトリスト・ブラックリストで制御しつつ監査コマンドを安全に実行し、システムを損なうリスク無くセキュリティチェックやコンプライアンス検証が可能。
  • 認証情報の隔離
    SSH認証情報をAIモデルに公開せずに安全に運用でき、機密性の高い環境でもリスクを低減。

セットアップ方法

Windsurf

  1. 前提条件: Node.jsとnpxがインストールされていることを確認します。
  2. 設定ファイルの場所: Windsurfの設定ファイルを開きます。
  3. MCPサーバー追加: mcpServersオブジェクト内に次のJSONスニペットを挿入します:
    {
      "mcpServers": {
        "ssh-mpc-server": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "-y",
            "@fangjunjie/ssh-mcp-server",
            "--host 192.168.1.1",
            "--port 22",
            "--username root",
            "--password pwd123456"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存と再起動: ファイルを保存し、Windsurfを再起動します。
  5. 動作確認: MCPインターフェース経由で簡単なSSHコマンドを実行して確認します。

Claude

  1. 前提条件: Node.jsとnpxが利用可能であること。
  2. 設定ファイルの場所: ClaudeのmcpServers設定を開きます。
  3. MCPサーバー追加: 次の設定を使用します:
    {
      "mcpServers": {
        "ssh-mpc-server": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "-y",
            "@fangjunjie/ssh-mcp-server",
            "--host 192.168.1.1",
            "--port 22",
            "--username root",
            "--privateKey ~/.ssh/id_rsa"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存と再起動: 変更を保存し、Claudeを再起動します。
  5. 動作確認: ClaudeのMCP連携経由でテストコマンドを試します。

Cursor

  1. 前提条件: Node.jsとnpxをインストールします。
  2. 設定編集: Cursorの設定ディレクトリに移動し、該当ファイルを編集します。
  3. MCPサーバー追加: 次を挿入します:
    {
      "mcpServers": {
        "ssh-mpc-server": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "-y",
            "@fangjunjie/ssh-mcp-server",
            "--host 192.168.1.1",
            "--port 22",
            "--username root",
            "--privateKey ~/.ssh/id_rsa",
            "--passphrase pwd123456"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. Cursor再起動: 保存し、Cursorを再起動します。
  5. 確認: MCPコマンドパレットでリモートSSH接続を確認します。

Cline

  1. 前提条件: Node.jsとnpxがインストール済みであることを確認します。
  2. 設定編集: Clineの設定ファイルのmcpServersセクションを編集します。
  3. MCPサーバー追加: 以下を追加します:
    {
      "mcpServers": {
        "ssh-mpc-server": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "-y",
            "@fangjunjie/ssh-mcp-server",
            "--host 192.168.1.1",
            "--port 22",
            "--username root",
            "--password pwd123456",
            "--whitelist ^ls( .*)?,^cat .*,^df.*"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存と再起動: 設定を保存してClineを再起動します。
  5. 接続テスト: 許可されたコマンドで接続を検証します。

APIキーのセキュリティ

認証情報を設定ファイルに記載せず、環境変数を使用するには以下のようにします:

{
  "mcpServers": {
    "ssh-mpc-server": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@fangjunjie/ssh-mcp-server",
        "--host ${SSH_HOST}",
        "--port ${SSH_PORT}",
        "--username ${SSH_USER}",
        "--password ${SSH_PASSWORD}"
      ],
      "env": {
        "SSH_HOST": "192.168.1.1",
        "SSH_PORT": "22",
        "SSH_USER": "root",
        "SSH_PASSWORD": "pwd123456"
      }
    }
  }
}

フロー内でこのMCPを使うには

FlowHuntでのMCP利用

FlowHuntワークフローにMCPサーバーを組み込むには、まずフローにMCPコンポーネントを追加し、AIエージェントと接続します。

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開き、system MCP設定セクションで以下のJSON形式でMCPサーバー情報を入力します:

{
  "ssh-mpc-server": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定後、AIエージェントはこのMCPのすべての機能にアクセスできるようになります。“ssh-mpc-server"はご自身のMCPサーバー名に、URLも実際のものに変更してください。


概要

セクション利用可否詳細・備考
概要
プロンプト一覧プロンプトテンプレートの記載なし
リソース一覧明示的なリソースの記載なし
ツール一覧execute-command, upload, download
APIキーのセキュリティ環境変数利用例あり
サンプリングサポート(評価には重要でない項)非記載

所感

ssh-mcp-serverは、MCPサーバーとして本質的なSSH機能をセキュリティ・利便性重視で提供します。ツールセットは多くの開発や自動化シーンで実用的ですが、高度なリソース・プロンプトテンプレート・サンプリングなどの追加機能はありません。セットアップや運用のドキュメントは明快です。総じて、MCP経由でセキュアなSSHアクセスを実現する、特化型の堅実なユーティリティと言えます。

MCPスコア

ライセンス有無✅(ISC)
ツールが1つ以上ある
フォーク数3
スター数12

評価: 5/10

ssh-mcp-serverは、セキュアなSSH連携やコアツールの提供で強みを発揮しますが、リソースやプロンプトサポート、rootsやサンプリング機能の記載がありません。オープンソースライセンスや明確なセットアップ手順は長所ですが、包括的というより特化型のMCPソリューションです。

よくある質問

ssh-mcp-serverとは何ですか?

ssh-mcp-serverは、標準化インターフェースを通じてリモートサーバー上でSSHコマンドの安全な実行やファイル転送を可能にするMCPサーバーです。AIアシスタントや開発ツールとリモートサーバー管理をつなぎ、SSH認証情報を公開せずに操作できます。

ssh-mcp-serverはどんなツールを提供しますか?

主に3つのツールがあります:execute-command(リモートSSHコマンド実行)、upload(リモートサーバーへのファイル転送)、download(リモートサーバーからファイル取得)です。

ssh-mcp-serverは認証情報をどのように安全に保ちますか?

パスワードまたは秘密鍵による安全な認証と、MCPサーバー内でSSH接続を処理してAIエージェントから認証情報を隔離しています。環境変数の利用でさらなるセキュリティ強化も可能です。

AIが実行できるコマンドを制限できますか?

はい、ssh-mcp-serverはホワイトリスト・ブラックリスト両方の仕組みに対応しており、許可・禁止コマンドを細かく制御できます。

ssh-mcp-serverの主な用途は?

代表的な用途はリモートサーバー管理、自動デプロイ、ファイル同期、セキュリティ監査、認証情報隔離が求められるシーンなどです。

ssh-mcp-serverはオープンソースですか?

はい、ISCライセンスでコミュニティ向けに公開されています。

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