Anki MCPサーバー連携

Anki MCPサーバー連携

Anki MCPサーバーを介してAnkiのフラッシュカードをAIアシスタントとシームレスに連携。自動レビュー、スマートなカード作成、適応型学習ワークフローを実現します。

「Anki」MCPサーバーは何をするのか?

Anki MCP(Model Context Protocol)サーバーは、AnkiデスクトップアプリケーションとAIアシスタントをAnki-Connectアドオンを利用して橋渡しします。このサーバーにより、Ankiのフラッシュカードデータベースへシームレスにアクセスでき、AIモデルがデッキとプログラム的にやり取り可能となります。復習期限のカード取得、未学習または新規カードのアクセス、新しいフラッシュカードの作成などのタスクをMCPインターフェース経由で直接実行できます。開発者やユーザーは、LLMを組み合わせてスマートな復習や自動カード作成など、Ankiの強力な間隔反復システムの上に様々な学習ワークフローを拡張できます。教育や生産性、記憶力拡張ツールでフラッシュカード学習を自動化・強化したい場合にも特に有用です。

プロンプト一覧

このリポジトリにはプロンプトテンプレートは記載・登録されていません。

リソース一覧

  • anki://search/deckcurrent
    • 現在のデッキ内のすべてのカードを返します。Ankiのdeck:currentと同等です。
  • anki://search/isdue
    • 復習・学習待ちのカードを返します。Ankiのis:dueと同等です。
  • anki://search/isnew
    • 未学習カードをすべて返します。Ankiのis:newと同等です。

ツール一覧

  • update_cards
    • 指定したカードIDのカードを「解答済み」としてマークし、イーズスコア(1=再学習、4=簡単)を付与します。
    • 入力: cardId(番号)、ease(番号)を含むオブジェクト配列
  • add_card
    • デフォルトのAnkiデッキに新しいカードを作成します。
    • 入力: front(文字列), back(文字列)
  • get_due_cards
    • 現在復習期限となっているカードを指定数返します。
    • 入力: num(番号)
  • get_new_cards
    • 新規カードを指定数返します。
    • 入力: num(番号)

このMCPサーバーの活用例

  • 自動カードレビュー
    • AIアシスタントと連携し、期限カードを自動取得・レビューして学習セッションを効率化。
  • スマートなフラッシュカード作成
    • ユーザーノートや外部コンテンツからLLMで新規カードを生成し、即Ankiへ追加。
  • 進捗モニタリング
    • 新規・既習・期限カードの状態を取得し、学習進捗の可視化や管理を支援。
  • 適応型学習
    • ユーザーの成績や習熟度に応じてカードのスケジューリングやレビュー推奨をAIで最適化。
  • シームレスな学習ワークフロー
    • Ankiのレビュータスクと他の生産性・学習ツールを統合し、一貫した学習環境を構築。

セットアップ方法

Windsurf

  1. Node.jsがインストールされ、AnkiデスクトップでAnki-Connectアドオンが有効になっていることを確認します。
  2. Anki MCPサーバーをインストール:
    npm install @anki/mcp-server@latest
  3. Windsurfの設定ファイルにMCPサーバーを追加:
    {
      "mcpServers": {
        "anki-mcp-server": {
          "command": "/path/to/anki-mcp-server/build/index.js"
        }
      }
    }
    
  4. 設定を保存してWindsurfを再起動します。
  5. AIアシスタントでAnki MCP連携が動作しているか確認します。

Claude

  1. Node.jsがインストールされ、AnkiでAnki-Connectが稼働していることを確認。
  2. Anki MCPサーバーをインストール。
  3. Claude Desktopの設定ファイルを探し編集:
    MacOS: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
    Windows: %APPDATA%/Claude/claude_desktop_config.json
  4. 以下の設定を追加:
    {
      "mcpServers": {
        "anki-mcp-server": {
          "command": "/path/to/anki-mcp-server/build/index.js"
        }
      }
    }
    
  5. 保存してClaudeを再起動。Anki MCPサーバーにアクセスできることを確認します。

Cursor

  1. Node.jsをインストールし、Anki-Connectが有効であることを確認。
  2. Anki MCPサーバーをインストール。
  3. Cursorの設定に以下を追加:
    {
      "mcpServers": {
        "anki-mcp-server": {
          "command": "/path/to/anki-mcp-server/build/index.js"
        }
      }
    }
    
  4. 保存してCursorを再起動し、サーバーを有効化します。

Cline

  1. Node.jsとAnki-Connectをセットアップします。
  2. Anki MCPサーバーをインストール。
  3. Clineの設定を以下のように更新:
    {
      "mcpServers": {
        "anki-mcp-server": {
          "command": "/path/to/anki-mcp-server/build/index.js"
        }
      }
    }
    
  4. ファイルを保存し、Clineを再起動してサーバーを有効にします。

APIキーの保護

シークレットやAPIキーを設定する場合、環境変数を利用してください。例:

{
  "mcpServers": {
    "anki-mcp-server": {
      "command": "/path/to/anki-mcp-server/build/index.js",
      "env": {
        "ANKI_CONNECT_API_KEY": "${ANKI_CONNECT_API_KEY}"
      },
      "inputs": {
        "apiKey": "${ANKI_CONNECT_API_KEY}"
      }
    }
  }
}

注: ANKI_CONNECT_API_KEYはご自身の環境変数に置き換えてください。

このMCPをフローで使うには

FlowHuntでのMCP利用方法

MCPサーバーをFlowHuntのワークフローに組み込むには、まずフローにMCPコンポーネントを追加し、AIエージェントにつなげます。

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開き、system MCP設定セクションに次のようなJSON形式でMCPサーバー情報を入力します:

{
  "anki-mcp-server": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPの全機能・ツールにアクセスできるようになります。“anki-mcp-server"の部分はご自身のMCPサーバー名に、URLはご自身のMCPサーバーのURLに置き換えてください。


概要

セクション対応状況詳細・備考
概要
プロンプト一覧テンプレートなし
リソース一覧3種: deckcurrent, isdue, isnew
ツール一覧4種: update_cards, add_card, get_due, get_new
APIキーの保護環境変数での設定例あり
サンプリング対応(評価上あまり重要でない)記載なし

得られる情報から、Anki MCPサーバーはフラッシュカードの自動化・レビュー用途にしっかりとした連携機能を提供しています。プロンプトテンプレートやサンプリング機能がない点は柔軟性にやや劣りますが、ツールセットは目的に対して十分です。ドキュメントも明確でセットアップ手順も掲載。特にAnkiユーザーにとってユーティリティ・明快さ7/10の評価が妥当です。


MCPスコア

ライセンスあり✅ MIT
ツールが最低1つある
フォーク数21
スター数131

よくある質問

Anki MCPサーバーとは何ですか?

Anki MCPサーバーは、AnkiデスクトップアプリとAIアシスタントの間を橋渡しし、フラッシュカードへのプログラムによるアクセス(自動レビュー、カード作成、適応型学習など)を可能にします。

Anki MCPサーバーで自動化できるタスクには何がありますか?

期限のカードや新しいカードの取得、カードのレビュー済みマーク付け、新しいカードの作成、学習進捗の監視など、AIツールやFlowHuntワークフローから操作できます。

このサーバーを使うにはAnki-Connectが必要ですか?

はい、MCPサーバーを機能させるためにはAnki DesktopにAnki-Connectがインストールされ、稼働している必要があります。

Anki MCPサーバーに接続する際、自分のデータはどれくらい安全ですか?

セットアップ手順の通り、環境変数を利用してAPIキーや機密情報を保護できます。常に安全な通信経路と強力なキーを使用してください。

この連携で適応型学習は可能ですか?

もちろん可能です!AnkiとAIを連携することで、進捗に応じた賢いレビュー計画や自動カード生成、パーソナライズされた学習セッションを実現できます。

AnkiをAIでパワーアップ

Anki学習ワークフローをFlowHuntやAIアシスタントに接続し、スマートで自動化されたカード管理やパーソナライズされた復習を実現しましょう。

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