LSP MCPサーバーの統合

LSP MCPサーバーの統合

LSP MCPサーバーでFlowHuntの高度なコードインテリジェンスを解放—AIによるコードナビゲーション、診断、補完、統合型開発ワークフローを実現します。

「LSP」MCPサーバーは何をする?

LSP MCP(Model Context Protocol)サーバーは、Language Server Protocol(LSP)サーバーとAIアシスタントの橋渡し役です。LSPサーバーに接続することで、LLMやその他のAIクライアントが標準化されたLSP機能を通じてコードベースと対話できるようになります。これにより、AIツールは高度なコード解析、ホバードキュメントの取得、コード補完提案の受信、診断情報へのアクセス、さらにはエディタや開発ワークフロー内でコードアクションの適用まで行えます。LSP MCPサーバーは、AIによるソースコードとのシームレスな連携を促進し、コードナビゲーションやエラー解決、インテリジェントなコード補完といった作業をより自動化・効率化します。

プロンプト一覧

リポジトリやドキュメントには明示的なプロンプトテンプレートは記載されていません。

リソース一覧

  • lsp-diagnostics://
    開いているファイルのリアルタイム診断メッセージ(エラー・警告など)にアクセスし、サブスクリプションによるライブ更新をサポートします。
  • lsp-hover://
    特定のファイル位置でのホバー情報を取得し、状況に応じたコード解説を実現します。
  • lsp-completions://
    ファイル内の特定位置でコード補完候補を取得し、コーディング支援を強化します。

ツール一覧

  • get_info_on_location
    ファイル内の特定位置でホバー(ドキュメント)情報を取得します。
  • get_completions
    指定したファイル位置でコード補完候補を提供します。
  • get_code_actions
    指定範囲に対する利用可能なコードアクション(クイックフィックス等)を取得します。
  • open_document
    分析・対話のためにLSPサーバーでファイルを開きます。
  • close_document
    LSPサーバー上で開いているファイルを閉じます。
  • get_diagnostics
    現在開いているファイルの診断メッセージ(エラー・警告)を取得します。
  • start_lsp
    指定したルートディレクトリで基盤となるLSPサーバーを起動します。
  • restart_lsp_server
    MCPサーバー自体を再起動せずにLSPサーバーインスタンスのみを再起動します。
  • set_log_level
    サーバーのログ出力レベルを実行時に動的に変更します。

このMCPサーバーのユースケース

  • コードベース探索
    開発者やAIエージェントがホバー情報やコード補完を問い合わせることで、大規模なコードベースの理解やナビゲーションが容易になります。
  • 自動コードレビュー&エラー検知
    診断やコードアクションを利用して、AIツールがエラーを強調表示し、コードレビューやCI中に修正を提案できます。
  • インテリジェントなコード補完
    LLMが本物のLSP補完を活用し、文脈に合った正確な候補をコーディング中やリファクタリング時に提示します。
  • 対話型学習&ドキュメント取得
    AIアシスタントがオンデマンドでホバー情報やドキュメントを取得し、新人開発者の学習やオンボーディングを支援します。
  • エディタ・IDE統合
    エディタに統合することで、AIによるリアルタイムのコード修正提案や解説などの機能を提供できます。

セットアップ方法

Windsurf

  1. Node.js(v16以上)とnpmがインストールされていることを確認します。
  2. Windsurfの設定ファイルを見つけます。
  3. mcpServers セクションにLSP MCPサーバーを追加します:
    {
      "mcpServers": {
        "lsp-mcp": {
          "type": "stdio",
          "command": "npx",
          "args": [
            "tritlo/lsp-mcp",
            "<language-id>",
            "<path-to-lsp>",
            "<lsp-args>"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 設定を保存し、Windsurfを再起動します。
  5. テスト用のLSPコマンドを実行して統合を確認します。

Claude

  1. Node.js(v16以上)とnpmをインストールします。
  2. Claudeの設定ファイルを見つけます。
  3. mcpServers セクションにLSP MCPサーバーを挿入します:
    {
      "mcpServers": {
        "lsp-mcp": {
          "type": "stdio",
          "command": "npx",
          "args": [
            "tritlo/lsp-mcp",
            "<language-id>",
            "<path-to-lsp>",
            "<lsp-args>"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 変更を保存してClaudeを再起動し、claude --mcp-debugでログを確認します。
  5. サーバーが正常に起動し、LSPコマンドを処理できることを確認します。

Cursor

  1. Node.js(v16以上)とnpmがインストールされていることを確認します。
  2. Cursorの設定ファイルを開きます。
  3. LSP MCPサーバーを追加します:
    {
      "mcpServers": {
        "lsp-mcp": {
          "type": "stdio",
          "command": "npx",
          "args": [
            "tritlo/lsp-mcp",
            "<language-id>",
            "<path-to-lsp>",
            "<lsp-args>"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存してCursorを再起動します。
  5. プロジェクトを開いてLSPの応答を確認します。

Cline

  1. Node.js(v16以上)とnpmをインストールします。
  2. Clineの設定ファイルを編集します。
  3. 以下を追加します:
    {
      "mcpServers": {
        "lsp-mcp": {
          "type": "stdio",
          "command": "npx",
          "args": [
            "tritlo/lsp-mcp",
            "<language-id>",
            "<path-to-lsp>",
            "<lsp-args>"
          ]
        }
      }
    }
    
  4. 保存してClineを再起動します。
  5. インターフェースでLSP関連のコマンドを実行してセットアップを検証します。

APIキーのセキュリティ設定

LSPサーバーやMCPの設定でAPIキーが必要な場合は、環境変数を利用して安全に管理してください:

{
  "mcpServers": {
    "lsp-mcp": {
      "type": "stdio",
      "command": "npx",
      "args": [
        "tritlo/lsp-mcp",
        "<language-id>",
        "<path-to-lsp>",
        "<lsp-args>"
      ],
      "env": {
        "API_KEY": "${LSP_API_KEY}"
      },
      "inputs": {
        "api_key": "${LSP_API_KEY}"
      }
    }
  }
}

FlowHuntのフロー内でこのMCPを使う方法

FlowHuntでMCPを使う

MCPサーバーをFlowHuntワークフローに統合するには、フローにMCPコンポーネントを追加し、AIエージェントと接続します。

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開き、システムMCP設定セクションに次のJSON形式でMCPサーバーの詳細を入力します:

{
  "lsp-mcp": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用でき、すべての機能・能力にアクセス可能となります。“lsp-mcp"は実際のMCPサーバー名に、URLはご自身のMCPサーバーURLに変更してください。


概要

セクション対応状況詳細・備考
概要README.mdに概要あり
プロンプト一覧プロンプトテンプレートの記載なし
リソース一覧診断・ホバー・補完リソースがドキュメントあり
ツール一覧8つのツール: get_info_on_location, get_completions等
APIキーのセキュリティ環境変数の例あり
サンプリングサポート(評価時は重要度低)サンプリングサポートの記載なし

所感

LSP MCPサーバーは、LSP連携のための幅広いツール・リソースや十分なセットアップ手順、充実したドキュメントを備えています。一方で、プロンプトテンプレートの明示的対応やサンプリング・rootsサポートには言及がありません。コードベースやLSP統合には十分ですが、さらなる高度なMCP機能の拡充が期待されます。

評価: 7/10

MCPスコア

ライセンスあり✅ (MIT)
ツールが1つ以上ある
フォーク数4
スター数42

よくある質問

LSP MCPサーバーは何をしますか?

LSP MCP(Model Context Protocol)サーバーは、AIアシスタントとLanguage Server Protocolサーバーの橋渡しをし、AIツールが標準化されたLSP機能を利用してコードベースとやり取りできるようにします。これにより、エディタやワークフロー内でコード解析、補完、診断、コードアクションを直接実行できます。

LSP MCPサーバーで利用可能になるコードインテリジェンス機能は?

コードナビゲーション、リアルタイム診断(エラー・警告)、コード補完、ホバーによるドキュメント表示、自動コードアクションなどが利用可能になり、開発者のワークフローがより生産的かつAI主導になります。

LSP MCPサーバーをFlowHuntに統合するには?

FlowHuntのフローにMCPコンポーネントを追加し、LSP MCPサーバーの詳細情報を設定してください。これによりサーバーツールがAIエージェントの機能として利用可能になります。

LSP MCPサーバーはオープンソースですか?

はい。MITライセンスで提供され、プロジェクトへの統合が可能です。

APIキーのセキュリティ設定は可能ですか?

はい。MCPサーバー設定で環境変数を使い、APIキーなどの機密値を安全に設定できます。

LSP MCPサーバーでコーディングを加速

LSP MCPサーバーをFlowHuntに統合することで、AIによるコード探索、エラー検出、スマートなコード補完をワークフロー内で直接利用できます。

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