OpenCTI MCPサーバー連携

OpenCTI MCPサーバー連携

OpenCTI MCPサーバーでFlowHuntとOpenCTIを接続し、強力かつ自動化された脅威インテリジェンスと高度なセキュリティワークフローを実現。

「OpenCTI」MCPサーバーとは?

OpenCTI MCPサーバーは、OpenCTI(Open Cyber Threat Intelligence)プラットフォームとシームレスに連携できるModel Context Protocol(MCP)サーバーです。AIアシスタントとOpenCTI脅威インテリジェンスDBの間の橋渡しとなり、AIクライアントが標準化されたインターフェースでサイバー脅威インテリジェンスデータをクエリ・取得・操作できます。本サーバーを利用することで、マルウェア情報の検索、IOCのクエリ、ユーザーやグループ管理、ファイル操作などが実現します。開発者はこれによりセキュリティワークフローの自動化、LLMのリアルタイム脅威データによる強化、開発・運用環境でのインテリジェンス活用を効率よく行えます。

プロンプト一覧

リポジトリやドキュメントにはプロンプトテンプレートの記載はありません。

リソース一覧

利用可能なドキュメントやリポジトリファイルに明示的なリソース記載はありません。

ツール一覧

ドキュメントやコードに特定のツールは記載されていません。高レベルな機能とAPIの概要のみが説明されており、MCPツールやシグネチャの明記はありません。

このMCPサーバーのユースケース

  • 脅威インテリジェンス自動化: OpenCTIから最新の脅威レポート、IOC、マルウェア情報、脅威アクター等を自動で取得・分析し、プロアクティブなセキュリティ運用を実現。
  • セキュリティ運用連携: SOCツールと連携し、AIエージェントがキャンペーン情報や攻撃パターンを取得、インシデント対応チームへ実用的なインサイトを提供。
  • ユーザー・グループ管理: AIアシスタントを使い、OpenCTIインスタンス内のユーザーやグループの一覧・管理を行い、管理業務やアクセス監査をサポート。
  • STIXオブジェクト操作: キャンペーン・攻撃パターン等のSTIXオブジェクトを開発環境や自動化ワークフローから直接クエリ・操作。
  • ファイルおよび参照データアクセス: AIによるOpenCTI内ファイル、マーキング定義、ラベル操作が可能となり、高度なデータエンリッチメントや分類タスクを支援。

セットアップ方法

Windsurf

  1. 前提条件: Node.js 16以上がインストールされ、有効なOpenCTI APIトークン付きのOpenCTIインスタンスへアクセスできること。
  2. 環境準備: .env.example.envにコピーし、OpenCTI認証情報に更新。
  3. MCPサーバー設定: WindsurfのMCP設定ファイルにOpenCTIサーバーの設定を追加:
    {
      "mcpServers": {
        "opencti": {
          "command": "node",
          "args": ["path/to/opencti-server/build/index.js"],
          "env": {
            "OPENCTI_URL": "${OPENCTI_URL}",
            "OPENCTI_TOKEN": "${OPENCTI_TOKEN}"
          }
        }
      }
    }
    
  4. 保存・再起動: 設定を保存しWindsurfクライアントを再起動。
  5. 確認: WindsurfでMCPサーバーが利用可能か確認。

Claude

  1. 前提条件: Node.js 16以上をインストールし、OpenCTI API認証情報を取得。
  2. 環境セットアップ: .env.example.envにコピーし、OpenCTI情報を入力。
  3. ClaudeのMCPサーバー追加: 設定を以下のように更新:
    {
      "mcpServers": {
        "opencti": {
          "command": "node",
          "args": ["path/to/opencti-server/build/index.js"],
          "env": {
            "OPENCTI_URL": "${OPENCTI_URL}",
            "OPENCTI_TOKEN": "${OPENCTI_TOKEN}"
          }
        }
      }
    }
    
  4. Claude再起動: 設定を保存しClaudeを再起動。
  5. 接続確認: OpenCTI MCPが接続されていることを確認。

Cursor

  1. 前提条件: Node.js 16以上がインストールされ、OpenCTIアクセス権を保持していること。
  2. 環境設定: .env.example.envとして複製し、OpenCTIのURL・トークンを入力。
  3. Cursor設定編集: MCP設定に以下を追加:
    {
      "mcpServers": {
        "opencti": {
          "command": "node",
          "args": ["path/to/opencti-server/build/index.js"],
          "env": {
            "OPENCTI_URL": "${OPENCTI_URL}",
            "OPENCTI_TOKEN": "${OPENCTI_TOKEN}"
          }
        }
      }
    }
    
  4. Cursor再起動: 設定を保存しアプリを再起動。
  5. 確認: CursorでOpenCTI MCPサーバーが稼働しているか確認。

Cline

  1. 前提条件: Node.js 16以上をインストールし、OpenCTIインスタンスの認証情報を用意。
  2. 環境ファイルセットアップ: .env.example.envにコピーし、値を更新。
  3. ClineのMCP設定: OpenCTI MCPを設定ファイルに追加:
    {
      "mcpServers": {
        "opencti": {
          "command": "node",
          "args": ["path/to/opencti-server/build/index.js"],
          "env": {
            "OPENCTI_URL": "${OPENCTI_URL}",
            "OPENCTI_TOKEN": "${OPENCTI_TOKEN}"
          }
        }
      }
    }
    
  4. Cline再起動: 設定を保存しClineを再起動。
  5. 検証: OpenCTI MCPがリストに現れるか確認。

APIキーの安全な管理(全プラットフォーム共通)

  • 機密性の高いAPI認証情報は必ず環境変数で管理してください。設定例:
    {
      "mcpServers": {
        "opencti": {
          "command": "node",
          "args": ["path/to/opencti-server/build/index.js"],
          "env": {
            "OPENCTI_URL": "${OPENCTI_URL}",
            "OPENCTI_TOKEN": "${OPENCTI_TOKEN}"
          }
        }
      }
    }
    

Flow内でこのMCPを使う方法

FlowHuntでMCPを利用するには

まずフローにMCPコンポーネントを追加し、AIエージェントと接続します。

FlowHunt MCPフロー

MCPコンポーネントをクリックし、設定パネルを開きます。system MCP設定欄に以下のJSON形式でMCPサーバー情報を入力してください:

{
  "opencti": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用でき、全機能へアクセス可能となります。“opencti"はご自身のMCPサーバー名に、URLはご自身のMCPサーバーURLに変更してください。


概要

セクション提供状況詳細・備考
概要READMEに基本説明あり
プロンプト一覧プロンプトテンプレートなし
リソース一覧明示的なMCPリソース記載なし
ツール一覧ドキュメントにツール一覧記載なし
APIキーの安全管理環境変数利用の説明あり
サンプリングサポート(評価上は重要度低)サンプリングサポートの記載なし

利用可能なドキュメントやコードから、OpenCTI MCPサーバーは明確な概要と堅牢なセットアップ方法を提供していますが、リソース、プロンプト、ツール、サンプリングやroots設定等の高度なMCP機能の詳細は不足しています。

当社の見解

証拠に基づくと、このMCPサーバーはOpenCTI連携の基盤として優れており、セットアップやセキュリティ面も堅牢ですが、MCP固有の機能(ツール、リソース、プロンプト、サンプリング等)に関する透明性が不足しています。そのため、全体的な完成度・LLM連携の観点で5/10と評価します。

MCPスコア

ライセンス有無✅ (MIT)
ツールが最低1つあるか
フォーク数10
スター数18

よくある質問

OpenCTI MCPサーバーとは何ですか?

OpenCTI MCPサーバーは、FlowHunt(および他のAIプラットフォーム)がOpenCTIデータベースとAIエージェント間の橋渡しを行い、サイバー脅威インテリジェンスのワークフローへアクセス・自動化できるようにします。マルウェア、IOC、攻撃手法、ユーザー管理といった脅威インテリジェンスへの標準的なアクセスを提供します。

この連携の主なユースケースは何ですか?

主なユースケースは、自動化された脅威インテリジェンス取得、SOCツール連携、OpenCTIのユーザー/グループ管理、STIXオブジェクトのクエリ、OpenCTIのリアルタイムデータによるAI主導のインシデント対応の強化などです。

このMCPサーバーには組み込みプロンプトテンプレートやツールはありますか?

このMCPサーバーには特定のプロンプトテンプレートや明示的なツールシグネチャはありません。OpenCTI APIへの標準化されたアクセスの提供に特化しています。

API認証情報のセキュリティはどのように確保されていますか?

API認証情報は環境変数で保護されます。OpenCTIのURLやトークンを設定ファイルに直接記述しないでください。必ず.envファイルや環境管理システムを利用してください。

このMCPは複数のFlowHuntクライアントで利用できますか?

はい、OpenCTI MCPサーバーはWindsurf、Claude、Cursor、Clineクライアントで利用可能です。各クライアント用の設定手順も提供されています。

このMCPサーバーの全体的な完成度スコアは?

利用可能なドキュメントとMCP機能に基づき、このMCPサーバーは完成度と透明性で5/10と評価できます。セットアップやセキュリティは堅牢ですが、ツールやリソースの詳細な公開は不足しています。

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