Wikidata MCPサーバー

Wikidata MCPサーバー

FlowHuntのWikidata MCPサーバー統合でAIアシスタントとWikidataの構造化知識をつなぎ、シームレスなセマンティック検索、メタデータ抽出、SPARQLクエリを実現。

「Wikidata」MCPサーバーの役割

Wikidata MCPサーバーは、Model Context Protocol(MCP)のサーバー実装であり、Wikidata APIと直接連携するために設計されています。AIアシスタントとWikidataの膨大な構造化知識の橋渡しを担い、開発者やAIエージェントがエンティティ・プロパティIDの検索、メタデータ(ラベルや説明など)の抽出、SPARQLクエリの実行をシームレスに行えるようにします。これらの機能をMCPツールとして公開することで、外部の構造化データが必要な開発ワークフローにおけるセマンティック検索、ナレッジ抽出、コンテキスト強化などのタスクを実現します。Wikidataから最新情報を取得・クエリ・推論できるため、AI駆動アプリケーションの能力が高まります。

プロンプト一覧

リポジトリやドキュメントにプロンプトテンプレートは記載されていません。

リソース一覧

リポジトリやドキュメントに明示的なMCPリソースの記載はありません。

ツール一覧

  • search_entity(query: str)
    クエリに該当するWikidataエンティティIDを検索します。
  • search_property(query: str)
    クエリに該当するWikidataプロパティIDを検索します。
  • get_properties(entity_id: str)
    指定したWikidataエンティティIDに関連するプロパティを取得します。
  • execute_sparql(sparql_query: str)
    Wikidata上でSPARQLクエリを実行します。
  • get_metadata(entity_id: str, language: str = “en”)
    指定したWikidataエンティティIDの英語ラベルと説明を取得します。

このMCPサーバーの活用例

  • セマンティックデータ取得
    AIアシスタントでWikidata内のエンティティやプロパティを検索し、ユーザーに正確なIDを提供してデータ操作や探索に活用。
  • 自動メタデータ抽出
    Wikidataエンティティのラベルや説明を自動抽出し、データ駆動型アプリやプロジェクトにコンテキスト情報を付加。
  • プログラムによるSPARQLクエリ実行
    LLMエージェントがSPARQLクエリを生成・実行でき、複雑な質問への回答や構造化知識の動的取得が可能。
  • ナレッジグラフ探索
    開発者がWikidata内のエンティティやプロパティ間の関係性を調査し、リサーチやデータ分析、リンクドデータワークフローに対応。
  • AI支援レコメンデーション
    エンティティ検索・プロパティ取得・SPARQL実行を組み合わせて、特定監督の映画などのリコメンドAIエージェントを構築。

セットアップ方法

Windsurf

  1. Node.jsがインストールされていることを確認します。
  2. Windsurfの設定ファイルを探します。
  3. 下記のJSONスニペットを使い、設定内mcpServersにWikidata MCPサーバーを追加します。
  4. 設定を保存し、Windsurfを再起動します。
  5. サーバーがMCP統合内に現れることを確認します。
"mcpServers": {
  "wikidata-mcp": {
    "command": "npx",
    "args": ["@zzaebok/mcp-wikidata@latest"]
  }
}

APIキーのセキュア設定(必要な場合):

{
  "wikidata-mcp": {
    "env": {
      "WIKIDATA_API_KEY": "your-api-key"
    },
    "inputs": {
      "some_input": "value"
    }
  }
}

Claude

  1. Node.jsが未インストールの場合はインストールします。
  2. Claudeの設定ファイルを開きます。
  3. 下記のWikidata MCPサーバー設定を挿入します。
  4. 保存し、Claude Desktopを再起動します。
  5. サーバーにアクセスできることを確認します。
"mcpServers": {
  "wikidata-mcp": {
    "command": "npx",
    "args": ["@zzaebok/mcp-wikidata@latest"]
  }
}

APIキーのセキュア設定:

{
  "wikidata-mcp": {
    "env": {
      "WIKIDATA_API_KEY": "your-api-key"
    }
  }
}

Cursor

  1. Node.jsをインストールし、CursorがMCPをサポートしていることを確認します。
  2. Cursorの設定ファイルを編集します。
  3. 下記のWikidata MCPサーバー設定を追加します。
  4. 変更を保存してCursorを再起動します。
  5. サーバーがリストに表示されることを確認します。
"mcpServers": {
  "wikidata-mcp": {
    "command": "npx",
    "args": ["@zzaebok/mcp-wikidata@latest"]
  }
}

APIキーのセキュア設定:

{
  "wikidata-mcp": {
    "env": {
      "WIKIDATA_API_KEY": "your-api-key"
    }
  }
}

Cline

  1. Node.jsがセットアップされていることを確認します。
  2. Clineの設定ファイルにMCPサーバー情報を追加します。
  3. 下記の設定を追加します。
  4. 保存してClineを再起動します。
  5. MCPサーバー統合を確認します。
"mcpServers": {
  "wikidata-mcp": {
    "command": "npx",
    "args": ["@zzaebok/mcp-wikidata@latest"]
  }
}

APIキーのセキュア設定:

{
  "wikidata-mcp": {
    "env": {
      "WIKIDATA_API_KEY": "your-api-key"
    }
  }
}

フロー内でのMCPの使用方法

FlowHuntでのMCP利用

FlowHuntワークフローにMCPサーバーを統合するには、まずMCPコンポーネントをフローに追加し、AIエージェントに接続します。

FlowHunt MCP flow

MCPコンポーネントをクリックして設定パネルを開き、system MCP設定欄に下記JSON形式でMCPサーバー情報を挿入します。

{
  "wikidata-mcp": {
    "transport": "streamable_http",
    "url": "https://yourmcpserver.example/pathtothemcp/url"
  }
}

設定が完了すると、AIエージェントはこのMCPをツールとして利用可能になり、全機能へアクセスできます。“wikidata-mcp"は実際のMCPサーバー名に、URLは自身のMCPサーバーURLに変更してください。


概要

セクション利用可否詳細・備考
概要README.mdに概要あり
プロンプト一覧プロンプトテンプレートなし
リソース一覧明示的なリソース記載なし
ツール一覧README.mdに詳細記載
APIキーのセキュア設定明示的なAPIキー要件なし
サンプリングサポート(評価には重要度低)記載なし

総評

Wikidata MCPサーバーはシンプルながら効果的な実装で、MCP経由でWikidataと連携するための有用なツールを多数提供しています。ただし、プロンプトテンプレートやリソース、サンプリング/ルーツサポートに関するドキュメントが不足しており、より高度または標準化されたMCP統合には柔軟性が制限されます。ライセンスの明記、明確なツール構成、アクティブな更新により、Wikidata特化型のMCPユースケースには好適な出発点です。

MCPスコア

ライセンス有無✅ (MIT)
ツールが1つ以上ある
フォーク数5
スター数18

MCPサーバーレーティング: 6/10
コア機能は堅実ですが、標準的なMCPリソース・プロンプトサポートや高度な機能に欠けます。Wikidata直接統合用途には有用です。

よくある質問

Wikidata MCPサーバーとは何ですか?

Wikidata MCPサーバーは、Model Context Protocolの実装であり、AIエージェントやツールをWikidata APIへ直接接続します。エンティティやプロパティの検索、メタデータ抽出、SPARQLクエリの実行など、高度なセマンティックデータ取得や強化が可能です。

Wikidata MCPサーバーが提供するツールは何ですか?

エンティティ・プロパティIDの検索、エンティティのプロパティ取得、ラベルや説明の抽出、SPARQLクエリの実行が、シンプルなMCPツールインターフェースを通じて利用できます。

FlowHuntでWikidata MCPサーバーをどう使いますか?

フローにMCPコンポーネントを追加し、Wikidata MCPサーバーの詳細を設定してAIエージェントに接続します。これでワークフロー内の全Wikidata MCPツールが利用可能になります。

Wikidata MCPサーバーの利用にAPIキーは必要ですか?

一般的なセットアップでは、公開WikidataデータへのアクセスにAPIキーは不要です。プロキシ利用や高度な用途など、必要な場合はサーバーの環境設定で指定できます。

主なユースケースを教えてください。

セマンティックデータ取得、メタデータ強化、自動SPARQLクエリ、ナレッジグラフ探索、Wikidata構造化データに基づくAIリコメンデーションなどに活用できます。

WikidataをFlowHuntに統合

FlowHuntのワークフローにWikidataを構造化知識ソースとして追加し、AIの推論やデータ能力を強化しましょう。

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