FlowHuntのオブザーバビリティをPowerBIで実現

FlowHuntのオブザーバビリティをPowerBIで実現

integration PowerBI observability dashboard

はじめに – FlowHuntのパフォーマンスをPowerBIで監視

チームでFlowHuntのオートメーションやAIワークフローを拡大するにつれ、システムパフォーマンスの可視化は不可欠になります。
PowerBIにFlowHuntワークスペースを接続することで、運用データをダイナミックなダッシュボード、レポート、ビジュアル分析を活用した実用的なインサイトへと変換できます。

この記事では、FlowHuntとPowerBIを接続し、オブザーバビリティを構成する新しい連携フローをステップごとに解説します。


学べること

このガイドを通じて、以下が実現できます:

  • FlowHuntからPowerBIを直接連携
  • ワークスペースでオブザーバビリティ設定を構成
  • PowerBIのワークスペース・データセット・テーブルの新規作成または接続
  • PowerBIダッシュボードでFlowHuntのアクティビティデータを可視化

ステップバイステップ:FlowHuntとPowerBIの接続

ステップ1:連携タブに移動

  1. FlowHuntの**連携(Integrations)**タブに移動します。
  2. PowerBIを見つけて**連携(Integrate)**をクリックします。
  3. FlowHuntがPowerBIリソースへアクセスできるよう、Microsoftアカウントで認証します。
FlowHunt Integration Tab PowerBI

ステップ2:オブザーバビリティ設定の構成

  1. 連携後、FlowHuntワークスペースの**一般設定(General Settings)**へ移動します。

  2. オブザーバビリティセクションを開きます。

  3. PowerBIオプションの下にある**構成(Configure)**をクリックします。

    FlowHunt Integration Tab PowerBI

ステップ3:PowerBIワークスペースの選択または作成

  • 設定ウィンドウから既存のPowerBIワークスペースを選択、
    または必要に応じてPowerBI上で新規作成します。
  • 選択後、ワークスペース接続を確定します。
FlowHunt PowerBI Observability Settings

ステップ4:データセットとテーブルの設定

ここで2つの選択肢があります:

オプション1:既存のデータセットとテーブルを使用

すでにPowerBIに接続済みのデータセットがある場合:

  • **既存のデータセットを使用(Use Existing Dataset)**を有効にします。
  • 該当するPowerBIデータセットPowerBIテーブルを選択します。

オプション2:新しいデータセットとテーブルを作成(推奨)

初めて設定する場合:

  • 「既存のデータセットを使用」スイッチをオフにします。

  • 新しいPowerBIデータセットとテーブルに名前を付けます。

  • FlowHuntが自動的に作成し、ワークスペースデータの同期を開始します。

  • FlowHunt PowerBI Observability Settings

ステップ5:データの監視を開始

設定が完了すると、FlowHuntはワークスペースのメッセージやアクティビティデータを選択したPowerBIデータセットとテーブルへ送信します。
ここから以下が可能です:

  • ダッシュボードやビジュアルレポートの作成
  • 時系列でのワークフローパフォーマンスの追跡
  • オートメーション件数・効率・成功率の監視

作成できるダッシュボード例

ワークフロー効率ダッシュボード

  • 実行されたワークフロー総数の追跡
  • 完了時間やエラー率の測定
  • パフォーマンスの高いオートメーションの特定

エージェントパフォーマンスダッシュボード

  • AIエージェントごとのメッセージ件数・成功率の可視化
  • パフォーマンスの異常や遅延の発見

アクティビティボリュームダッシュボード

  • 日別・週別の処理メッセージ数の監視
  • オートメーション利用のピークの把握

まとめ

FlowHuntの新しいPowerBI連携により、MCPサーバーや手動API設定は不要で、数クリックでワークスペースのオブザーバビリティを実現できます。

連携が完了すれば、パフォーマンスの可視化やオートメーションの健全性監視、AI運用の拡大に向けたデータドリブンな意思決定がすぐに行えます。

よくある質問

FlowHuntにおけるオブザーバビリティとは何ですか?

FlowHuntのオブザーバビリティは、AIワークフロー、オートメーション、エージェントのパフォーマンスを監視・把握できる機能です。リアルタイムデータに基づいてチームのパフォーマンスを追跡し、非効率を特定し、プロセスを最適化するのに役立ちます。

FlowHuntのデータをPowerBIで可視化できますか?

はい。FlowHuntでPowerBIの連携を行うと、ワークスペースの指標が自動的にPowerBIのデータセットやテーブルに同期されます。その後、PowerBI上でダッシュボードやレポートを作成できます。

既存のPowerBIワークスペースやデータセットは必要ですか?

いいえ。セットアップ時に、既存のPowerBIワークスペースやデータセットを選択することも、新しくFlowHuntから直接作成することも可能です。

データは自動で更新されますか?

はい。連携が完了すると、FlowHuntワークスペースのデータはPowerBIデータセットと継続的に同期され、ダッシュボードが常に最新の状態に保たれます。

FlowHuntをPowerBIに接続すると、どのようなデータを可視化できますか?

ワークフロー効率、オートメーション件数、エラー率、メッセージ統計、チームのパフォーマンスなど、FlowHuntワークスペース全体の情報をダッシュボードで可視化できます。

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